■ VITESSE LANCIA STRATOS ROSSO 1974
一般的に、ホイールベースが長いほど直進安定性を得やすいとされているが、ストラトスのリヤのトレッドはスカイラインGT-Rに近い数値なのに対し、ホイールベースは現在販売されている軽自動車の一般的なホイールベースよりも短く、全長においても現代の欧州車での分類上のAセグメントに相当する短さである。これは何より、ラリーマシンとしての資質を最優先させたがゆえである。ホイールベースが短いため直進安定性を得るのは簡単ではないが、その代わり非常に高い回頭性を得ている。そのためこの車を駆ったプロドライバー達は乗りこなしに苦しんだ。その挙動については、WRCでの実戦でストラトスに乗ったことのあるラリーストであるミシェル・ムートンやビヨン・ワルデガルドとの取材時エピソードで語られている通り「全てのコースがコーナーであってくれれば良いと思ったくらい」、「直線では気を抜けない」などと表現していた。

VITESSE製となるランチア・ストラトス。ソリッドな原色カラーがやはりストラトスにはよく似合いますね。ビテス製は仕上がりもよくお薦めできるモデルです。本体美品。クリアケースは天井部分に2cmほどのヒビがあります。絶版モデル。


■販売価格:4,200円(送料・消費税込)